ひとつ、ベッドの中

「ほら、飲んで食べて」


無邪気な笑顔が、あたしの警戒心を解いてくれた。


今度こそ本当に気が緩んで楽しい時間が過ぎていく。




「あの、ちょっとお手洗い借りてもいい?」


緊張しすぎて。


「うん。出たら右」


場所を教えてもらって、宏太君の部屋を出る。