ひとつ、ベッドの中

そんなことを言われると、何かを期待していたようでバツが悪くなる。


もう、千紗が変なこと吹き込むから……


「詩織がもっと俺に心を開いてくれるまで待つつもりだから」


真剣な目で見つめられる。


「……宏太君……」


宏太君のこういうところが好き。


探り合うようなことをせず、正面きって思っていることを言ってくれる。


だからついて行こうって思えるんだ。