ひとつ、ベッドの中

耳を塞ぎたくなるような喘ぎ声が入り乱れる中。

月明かりだけが頼りの薄暗い部屋に浮かぶ二つの肉体。



凌ちゃんのシルエットが浮き上がる。




あたしがドキドキした綺麗な背中のラインが。



あたしと凌ちゃんのベッドで。



今は彼女さんを抱くために。




―――揺れていた。