「おやすみ……詩織」



凌ちゃんの腕が、あたしの体に回る。


ぴったりくっついた、体と体。




「おやすみなさい…」



「ゆっくり眠りな…」




ふわふわと頭を撫でられる。



優しい声に安心して、あたしは目をつむった。