恋の扉をこじあけろ







髪を切ってみた。



大学に入ってからずっと伸ばしていた髪を、ばっさりと。



髪型がかわると気分が変わる。


美容師さんに綺麗にしてもらっただけで、わたしの心はうららかな春の日のようにうきうきする。


もうすぐ冬だけど。



髪が短くなったわたしを見て、的井先生は会うなり驚いた顔をしてくれた。


うふふ。


「短くなったね」


「イメージチェンジです」


的井先生は、わたしの髪を自然にさらりと撫でた。


そりゃ、今までだってエプロンをつけるときに髪の毛は触られてきたけど。


やっぱ、ドキドキする。


「それにしても、ばっさりと。どういう心境?」


「ええと…それは…」