「スースースー」
俺の腕の中では
規則正しい寝息をしながら眠るみのり。
初めてだったのか、すぐに
眠ってしまった。
そんな所さえ可愛いと
思ってしまうのだから、
俺は相当惚れてるんだろう。
「はる……」
名前を呼ばれ、起きたのかと思い
みのりを見たが…
「寝てんじゃん」
どうやら、寝言のようだ。
にしても…
「可愛すぎだろ」
寝顔が可愛い。いや、可愛すぎる。
こんなこと瞬にでも言えば
馬鹿にされそうだが。
時計を見ると、午後の3時。
今日と明日はみのりのお母さんに
泊まる、と言ったらしいので
のんびり出来る。
明日はどこへ行こうか。
水族館か?
いや、遊園地?あ。体に悪いな…。
まぁ、みのりが笑いさえすれば
俺はどこでもいいや。
みのりに決めてもらうか。
そう思いながら、
夢の中へと落ちていった…ー。


