―――さて、どうしたものか? 未だに驚きをかくせない様子の桜庭優芽を見つめながらそんなことを考えてみる。 さらに、 驚くべきことに桜庭優芽は、遥斗先輩の彼女らしい…と、いうことを知ってしまったオレ。 …嘘だろ!? 兄貴に遥斗先輩って…コイツ、マジ何者? ふわりと、香る甘い匂いを感じながらオレは、ただ立ち尽くすしかなかった。