けど、 実は、すごく気さくで優しい遥斗先輩。 兄貴に次いでオレの憧れの先輩の1人になった。 『…入れねー』 体育館にたどり着いたまではよかったものの、すでに入り口までビッシリと、野次馬が溢れている。 オレは、ガクリと、肩を落とした。 その時、 ふと、目の前にいる女に目が止まったんだ。