続・どうして私を選んだの?【完】



さっきから1人で黙々と作業する溝口に私は、そう声をかける。




…まぁ、なってしまったもんはしかたないし、最後だし楽しい学園祭にしなきゃ!





そう思うと、やる気も出てくる気がした。




すると、




『うん、ありがとう、でもさ、奈々ちゃん正直、委員乗り気じゃないでしょ?』




『…え?』




不意に言われたその言葉に、私は、カチンと固まってしまう。





…バレてたんだ…