後ろに下がろうとして私は、ハッとする。 ……そう言えば、既に壁際に追い詰められてたんだっけ? それを見た先輩は、楽しそうに顔を近づけてきた。 『…っ、イヤ!来ないで!!』 思わず、そう叫んだ時、 『乃愛?こんなとこいたの??探したじゃん』 そんな優しい声が響き渡った。