『…にしても、うちの学校のバスケ部って結構強いんだね〜知らなかったよ』




奈々ちゃんがチラリと試合を見ながらそう呟いた。




『だね、私も驚いた』




亜衣子ちゃんもそれに便乗し、首を縦にふっている。





うちの学校の試合は、私たちが話している間にいつの間にか終わってしまっていて……




相手の学校より、30点近くリードして勝ったみたいだった。