『涼太〜!頑張れー!!』 奈々ちゃんの言葉に気づいた涼太がこちらに向かってヒラヒラと手をふる。 その瞬間、 ギロリと、涼太ファンの女の子たちから睨まれてしまった。 『…奈々ちゃん、少し静かに、ね、』 全くそんな視線に気づかない奈々ちゃんに私は、ハァ…と、軽いため息をつく。