『…ゴメンね、もう夜遅いのに…』 優芽は、赤い目のままで、申し訳なさそうに私に謝る。 『…な、何言ってんの?そんなの全然大丈夫よ』 …むしろ、あんたはすぐに1人で抱え込むんだからもう少し頼っていいんだよ? 私は、心の中でそう呟くと、優芽に向かって手を差し出した。 『ほら、帰ろ?明日は、ちょうど学校も休みなんだからゆっくりしていきなよ?優芽ママには、家のママから連絡がいってるはずだから』