涼太side



遥斗が体育館に戻ってくる姿が目に入ってくる。





…ったく、世話かけさせやがって




オレはそう思いつつ、遥斗に近より、バシンと、背中を叩いてやった。




『遥斗!優芽とは、仲直りしてきたんだろ?…ったく、素直にならないから………、どうかしたか?』




いつもの遥斗なら叩いてきたオレに文句の一つでもこぼすはず。





しかし、




なんだか、さっきまでの遥斗とは、雰囲気が違う気がした。







…なんかあったのか?