『…あ、私、体育館の階段らへんで待とうかな?だいぶ、暗くなってきたし………!?』 私が、その言葉を言い終わる前に… ギュッ と、なぜか、私を抱き締める遥斗くんに、 私の涙腺は、崩壊寸前で…。 『ど、どうしたの?遥斗くん…?』 そう尋ねる声さえも震えている気がした。