『…ったく、もう、さっさとアップしろよ、4時30分から紅白戦始めるからな』 『了解!』 オレの言葉にそう頷いた涼太は、素直にストレッチをし始めた。 そんな涼太を見つめながら、オレは軽くため息をついた。 涼太は、オレにとって仲間であり、ライバル。 正直、バスケ部では、涼太くらいしか張り合える相手がいない。