…私がそう思って、落ち込んでいることに気づいたのか…
『優芽、心配すんな。遥斗は、乃愛ちゃんのことは妹みたいなもんだって言ってたし、遥斗は、もう昔のアイツじゃないだろ?』
ニコリと優しく微笑んで、私を励ましてくれる涼太。
『うん…そうだね』
そんな優しい涼太の気遣いに私も自然と笑顔になれる。
『そうよ!涼太の言うとおり!あの1年に北川遥斗をとられないように頑張んなよ!』
そう言って、微笑む亜衣子ちゃんにも、
『私たちは、優芽の味方だからね!』
応援してくれる奈々ちゃんにも、
…たくさんの人に支えられていることを私は改めて実感した。



