オレはそんな連中に軽くため息を溢しながらも、シュート練習を続けた。 すると、 『遥斗!わりー、ちょっと、遅れた!』 部室のほうから慌てた様子で出てきた涼太の姿が目に入る。 『涼太、またかよ…』 『わりー、わりー、ちょっと、用事があってさ』 ケラケラと、笑う涼太からは、反省の欠片も見えない。