『…あ、あの、桐谷くん?』 困ったようにキョロキョロとする女の子があまりにもかわいそう。 『話あるなら、この人も一緒に聞くから』 …湊くん…意味わかんないんですが…? 危うく、そう叫びそうになる気持ちをなんとか抑えて、湊くんを見つめる私。 すると、 『…っ、あの、私、3組の鈴野です、えっと…桐谷くんのこといっつも、カッコいいな…って思ってて…好きです!付き合ってください!!』