その声に思わず、正面を向く私。 そこにいたのは、 たぶん、1年生らしき女の子。 セミロングの髪がサラサラとなびいていて、顔はほんのり赤く染まっている。 …な、なに? 状況が読めず、あたふたする私をよそに湊くんは、 『…あぁ、君?この手紙だしたの…』 あっけからんとそう言い放った。