…うわぁ…すごい 相変わらず、女子の野次馬がすごかったため、体育館近くにあるベンチに腰を降ろして遥斗くんの練習が終わるのを待つことにした私。 すると、 『…あれ?…湊くん?』 『あぁ…あんたか』 …どうやら先客がいたらしい。 湊くんは、私を軽く横目で見ると、 『…座るんだろ?』 そう言って、少し席をあけてくれた。