…そうなのだ、 あれから結局、3時間以上もカラオケをし続けた私たち。 しかも、ほぼ失恋ソングしか歌っていない。 …そんな中、溝口くんのHPは、ほぼ0に近い状態だった。 『…もう、一生、カラオケには行かねー…、マジ、悪夢…』 帰り際、溝口くんがそう呟いていたのを聞いていた私。 けど、 その日、溝口くんの悪夢は、まだ続いていたのだ。