――次の日 『2人とも、昨日はありがとう!久しぶりにスッゴク楽しかった』 私は、学校に着くと、すぐさま亜衣子ちゃんと奈々ちゃんにかけよってお礼を言う。 『いいの、いいの!』 『そうそう、私らも久々、優芽と遊べて楽しかったしね!…それに…』 そこまで言うと、奈々ちゃんは、チラリと溝口くんの方を見ると… 『…全部、溝口のおごりだしね!!』 満面の笑みを浮かべてそう呟いた。