――… 『遥斗くん!おはよ!』 ニコリと微笑み、そう挨拶を交わす私。 『…はよ』 そして、 ぶっきらぼうだけど私の目を見て、そう呟いてくれる遥斗くん。 こんな普通の朝の光景も私にとっては、嬉しすぎる出来事の一つ。 私は、桜庭優芽。 高校3年生。