夏の花火は儚く綺麗で


「萌絵っ!!」

「日向」


教室に行けばいち早くあたしたちに気づいた日向。


「ごめんね、日向。大嫌いなんて言って…」

「そうだぞー?俺かなり傷ついたんだからな!」

「えっ……?」



“なんで?”

って聞こうとしたけど、

日向はあたしの後ろにいる葉菜ちゃんを見ていて、

葉菜ちゃんもまた日向を見ていて。


葉菜ちゃんだって聞きたくないと思ったから、

あたしは聞かなかった。


「明日の夏祭り行こうな、萌絵!」

「うんっ」



……“最後の夏祭り”。


あたしたちにとっては――………。