夏の花火は儚く綺麗で


「じゃ先生うまく誤魔化してね☆」

「任せろ!(☆。☆)」


そういう悪い事には、

知恵が働く。

もはや言い訳なんて得意分野……ではない。

絶対萌絵にはバレてきた俺。

“さすが萌絵!”

と褒めてた頃が懐かしい。


「萌絵」


明日は夏祭りだぞ?

約束守るから。

彼女ができても、約束したのは萌絵が先。

だから萌絵優先。


さっきみてぇな下心が、

“萌絵に対してもあるか?”

と問われると、

“断じて無い”

と答えるだろう。


やっぱり萌絵は……、

そういう風に見れないらしい。


「我が妹よ、葉菜と話しているのか」


葉菜に敵対心なんて持たれたら困ったもんじゃない。

ま、あり得ないか。

萌絵は俺のことそこまで好きじゃないと思うしな。


「さっきからキモいぞお前。」

「うっせーな」

「これ見る?」

「ヤバ、激エロ。お前どこで入手した!?」

「秘密に決まってんだろ?」

「ケチくせぇーな」


エロ本に目がない俺。

若干引いた?

でもこれ、萌絵には内緒な?

俺のイメージdownさせたくないんで。


「お前イケメンだしなんでも出来るのに可愛そうだよな」

「なんで?」

「公の場でそんな広げてエロ本見るやつ痛いぜ?」

「エロ本は堂々と見んだよ」


俺のポリシー。


「返せよ?」

「当たり前だ」


やっぱり、健全な男子高校生は下心がたくさんあるようだ。