ああ、バカみたいだ。 さっさとこんなところを出て、家に帰って風呂に入ろう。 崖から落っこちて砂だらけだ。 「よっ…」 立ち上がろうと地に手をつけたとき、細い何かに触れた。 何だろう? そう思った俺は手に触れたものを見た。 「……………っ!!」 驚いて声が出ない。