彼に手をふり ドアを閉めた瞬間。 あたしの頬に涙が伝った。 ―♪―♪― ケータイから着信音が 静か部屋に響き渡る。 あたしはそれには出ない。 出てしまえば崩れるから。 彼の声を聞くと、 嫌でも離れられないから。 判断が、鈍るから。