時間はコクコクと過ぎ。あれ間あれ間のうちに一時間くらいの時が経った。 南は、ゆっくりと目を覚ます。 授業終わったのかな?それにしては、何の声も聞こえない。 そのことに、違和感を感じ。閉じたまぶたを開いた。 ピ~ヒョロロ~。 何処かから、力の抜けそうな鳥の声が聞こえる。 『あれ?生物の時間だったよね?』 目を覚まし、草の上に寝転んでいた南は立ち上がり首をかしげた。