場合によっては捕縛せよとの命令なので、気合を入れる。 沖田さんが動けないぶん私が動かないと……。 『って私、武器何もない!!!!』 気合を入れようとして、武器になりそうなものもっていない事に気がついた。 「そういえば、お前ここ数日バタバタして刀買いに行ってなかったな」 そういえばそうだった。と、藤堂は手を叩いた。 「そうだな、帰ってから俺が副長に言おう」 斎藤は、お茶をズズッと飲みながら言った。