『沖田さんが冷静だから、私が変わりに、と思って』 「南ちゃんは気が弱いからね」 『気弱くないし!!!!』 南と沖田の口論が始まり。斎藤と藤堂は眉間に手を当てた。 谷木真屋に着くと、片華さんが出迎えてくれた。 夕方だが、まだ開いている遊郭は少なく夜ほど活気付いていない。 夜とは、景色が全然違うな……。と南は辺りを見渡した。