そうか、お酒を飲ませてベロッベロンになったら、どんなに口の堅い人でもポロッと言うかもしれない!! そうかそうか、と納得していたがふと南は頷くのをやめた。 ん……まって?? 片華さんに着替えを仮に手伝ってもらったら、私が女だってバレる!!!! 『あ、でも……私演技へたくそなんで、沖田さんが適任だと思います』 「は??」 さすがに、沖田は間抜けな顔になった。 それもそうだろう、いきなりなのだから。