声がしたほうへ走っていくと、女の人と柄の悪いおっさんが居た。 「い、痛い!!離して!!」 「うるせ!!大人しくついてきやがれ!!」 女の人の乱れた髪を柄の悪い男がつかみ引っ張る。 痛い痛いといっている女の人は無視。 コレほどまでに最低な人が居ると思いますか?居るんですよ目の前に……。 『おい、おっさん。その手離せよ』 耐えられなくなった私は、男の前へと飛び出た。