『考えても仕方ないよね。誰かにココは何所なのかだけでも聞かなきゃ』 拳に力をいれ、ヨシッと気合を入れた。 そして、皆が歩いている道を歩き始めた。 「キャーーーー!!!!」 歩き始めてすぐ、女の子の叫び声が聞こえた。 私の近くの人たちも、少しざわつき始める。 何かあったんだろうか……。 『行ってみるか』 人ごみを掻き分け、声がしたほうへと急いだ。