【完】王子様の甘い溺愛





……な、な……ななななっ……!!??



き、キスされたー!!


あまりに突然のことにびっくりして、まだ感触の残る左頬を押さえる。




「ひ、酷いっ……」


「しつこいお前が悪い」



全く悪気がなさそうな谷内さんは寧ろなにやら楽しそうな表情で、そのいたずらっ子のような姿に一瞬ドキッとした。