【完】王子様の甘い溺愛


まるで磁石で引き寄せられるようにその胸の中にぎゅっと抱きついた私の背中を、優しく抱きしめ返してくれた。


……ダメだ……


どうして……この人に抱きしめられると、こんなにも安心するんだろう。


どうして……



「ひっく……ふぅ、ぅ……ごめんなさっ……ぃ」


「何謝ってるかわかんないんだけど?……大丈夫だ、あんな男忘れろ」


「そんなことっ……い、われても……」


「…………はいはい、もう何も言わなくていいから」