【完】王子様の甘い溺愛

何故か雪人がさっきよりもさらに不機嫌なのが、顔が見えずとも声でわかる。



「あのさ……」



周りの女の子の大きな声やいろんな音が聞こえる中、私はただ谷内さんの胸の中で目をつむっていた。



「俺がずっと好きだったんだよ、咲姫のこと」



何を言い出すかと思えば、谷内さんの口からでた言葉に思わずビクッと反応する。