「咲姫」 いつの間にかこちらに来て私の名前を呼び、私を見ながらニコッと爽やかな笑顔を浮かべる目の前の彼に、目をぱちっと開け凝視。 「おはよ。来るの遅くなってごめんね」 ……あ、あの…… ……この人、誰ですかっ……? 「あー桃已さん今落ち込んでるからそっとしといてあげなよ」