【完】王子様の甘い溺愛




「咲姫」



いつの間にかこちらに来て私の名前を呼び、私を見ながらニコッと爽やかな笑顔を浮かべる目の前の彼に、目をぱちっと開け凝視。



「おはよ。来るの遅くなってごめんね」



……あ、あの……


……この人、誰ですかっ……?



「あー桃已さん今落ち込んでるからそっとしといてあげなよ」