【完】王子様の甘い溺愛



『……うん。私と付き合っても……楽しくないだろうけど……』




この、変な悪癖で素っ気ない態度しかできなくて……



それから、雪人は優しく接してくれたけど、次第にめんどくさくなったんだろう。




見えない壁がどんどん大きくなって行って、もう既に、雪人の中で私は彼女なんかじゃないんだってわかってた。




わかってたもん……わかってたけど……