【完】王子様の甘い溺愛



「………………本気で言ってる?」



恐る恐る尋ねた私に、彼は何やらものすごく不機嫌な表情。


思わずひっと小さく声が漏れ、肩が縮こまる。



「……ご、ごめんなさいっ……私クラスの人の名前も覚えてなくて……あ、でも……3人くらいなら……」



それは本当の事で、名前を言える人の数なんて片手で数えられるくらいしか校内にいない。