【完】王子様の甘い溺愛


咲姫が俺を好きだったと言った時、そう思った。



笑ってやろうと思っていた。

どこか、自信があったから。


あの咲姫の涙をみたとき、まだ気持ちが俺に向いているのだと、変な自信があった。


こいつから咲姫を奪って、笑い飛ばしてやろうと思った。



「俺、咲姫に告ったから」