【完】王子様の甘い溺愛


「……ぃ、と君………」



向かうべき場所に行こうと、椅子から立ち上がる。


別れるとか、知らない。

そんなこと言われたって……


私はちゃんと、自分の気持ちを伝えるんだ。

どう思われたって、嫌われてたって……佳斗君がいなくなるなら、もう全部伝えるんだ。


一歩足を踏み出すと、ぐらっと視界が揺れる。