そうだ、恋が終わるのは……一瞬だった。



『別れよう』



雪人の時、と一緒。



「あ……そっか、もう……私佳斗君と一緒にいれないんだ」



ようやく事を理解した途端、その場に崩れるようにしゃがみ込む。



「佳斗君……佳斗君っ……」



また、また……どうしていつも私はこうなるんだろう。