【完】王子様の甘い溺愛




「咲姫」



そう思い、足を踏み出した時だった。



「雪、人?」



後ろに、私の名前を呼ぶ雪人が立っていたのは。



「ちょっと、いい?」



……な、に?


いつもの鬱陶しいものを見る様な目ではなく、付き合っている時のような優しい目で私を見る雪人に、少し警戒心が湧いて一歩後ずさる。