【完】王子様の甘い溺愛


その一言に、少し足が軽くなった。


園内を出て、携帯を出す佳斗君の服を、ぎゅっと掴む。



「あ、あの…」


「ん?」


「バ、スで…帰ろ?」



多分、佳斗君行きみたいにタクシー呼ぶ気だ。



「………………疲れてるだろ、タクシー呼ぶか「バスが…いい…」



そんな私の予想は当たっていたようで、携帯を耳に当てようとする佳斗君の声を遮る。