【完】王子様の甘い溺愛




意味がわからないと言った表情の佳斗君にそう言って、「行こっ」と手を引き次の場所に。


「ちょっ…また転ぶぞ」と後ろで佳斗君が何か言っているのを笑顔で流し、足を進めた。


早くしなきゃ全部回れないもんっ…急がなきゃ。


えーっと…あっ…!



「うわぁー…すっごい大っきい…」


「そうだな」



思わず目に入った、大きなゾウに足が止まる。


そのまま近くまで二人で歩み寄ると、テレビでしか見た事のない私の何倍も大きなゾウに目が輝いた。