【完】王子様の甘い溺愛



「……え?」


「なにもない」



とんでもなく不機嫌な原因がわからず頭の上に???マークが浮かぶ私を見て、佳斗君が何やらピタッと止まった。


……ん?

なんだろう、今度はうさぎみて固まってる。


私の抱っこしているうさぎにやっと気づいたのか、うさぎを見て固まる佳斗君。


と思うと、何故かゆっくりと私から距離を取り出した。