【完】王子様の甘い溺愛


佳斗君となら安心だし、益々楽しそう……。



「……知ってるし」



一人で喜んでいる私の隣で、佳斗君がポツリと、何か言った。



「……え?」


「なにもねーよ」



小さな声だったので聞き取れず……ごまかすようにもぐもぐパンを食べる佳斗君。


そんな佳斗君の服を、少しつまんで引っ張る。



「……?」


「あ、あのね……」