【完】王子様の甘い溺愛


「咲姫入ったことない?……って、当たり前か」



歩く速度を落とし、私の歩幅に合わせながら歩いてくれる佳斗君。


ふと、佳斗君はぽけっとの中に手を入れると、



「大丈夫、俺鍵持ってるから」



ポツリ、と、ジャラッと鍵を見せながらそんなことを言い出した。

か、鍵持ってるって……それって……