なぁ……どうすればいいんだ?



気付いたら俺は、

アイツの腕を引っ張ってた。




「りょ…う?」




お前が呼ぶ名前は俺だけでいい。


他の奴に触られてるっつーのが許せねぇ。



「なん……ったぁ」


俺はアイツの首筋にキスマークを付けた。



「…マーキング」

「マーキング?」

「お前は俺の所有物」

「なに……それ」

「誰にもあげない」



お前は俺のモン。

俺以外に触れさせない。


「意味わかんな…い…」



俺はその場を立ち去った。


なんだかすげー、


ドキドキした。